平成31年、令和元年度みそら小学校支援活動

5月9日(木)春の自然を5感を通じて観察

時間10:20~12:00 (下見8:30~10:00 晴れ 

教科等:理科

対象児童4年生28名3班編制                     

指導員 SSN指導員:松川 裕

その他:青柳象平、小澤幸雄、吉岡サク子、豊島 勉、櫻井君子、森 秀樹

実施場所 中台の林縁、南波佐間の森 

指導のポイントと内容

・校庭から外に出ると、道端にはタンポポ、アカバナ、ハルジオンなどの春の花が満開、並木のトウカエデにはイラガの蛹の抜け殻が沢山ついており観察。南波佐間の林縁にはカラスノエンドウにアブラムシがびっしりついており、テントウムシ、アリとの関係を説明、カラムシは繊維になることを、またケヤキの虫こぶを観察、ルーペでケヤキ綿虫の幼虫を観察、昆虫の冬越しの知恵を勉強、林の中ではウグイスの声、草むらからはキジの声が聞こえていた。

・南波佐間の森ではキンラン、ギンラン、ジュウニヒトエ、ホタルカズラなどの珍しい野草が沢山あり、生徒たちにキンランの数を数えさせた結果、今年は54本であった。昨年は135本だったのでかなり減ったが、天候不順の影響もあったように思う。ギンランが通常に比べて多く可憐な花を楽しん

だ。絶滅危惧種の貴重な植物が沢山あることはすごいことだよ~という話を

 

真剣にうなずいていた。

総括

校庭から外に出ると、道端にはタンポポ、アカバナなど春の野草が満開で歓声が上がる。

長南波佐間の林縁ではカラスノエンドウにアブラムシがびっしり着いておりアブラムシとの関係を説明した。谷津からはウグイス、キジの声が盛んに聞こえてきた。南波佐間の森ではキンランを数えたら54本あったが、昨年の135本を下回った。(松川 裕)

7月4日(木)ホタルの光と3原色混合実験 晴れ

時間:10:25~11:10(9:30集合 教室での授業及び工作)

対象児童:4年生19名 班編制せ)                    

教科等:理科

指導員 :青柳象平(責、代)、櫻井君子、豊島 勉、森 秀樹、吉岡サク子

実施場所 4年生の教室 

指導のポイントと内容 

雨天のため、教室で約20分ホタルの授業を行い、工作への自然な移行を図った。

体温調節能の無い動物は夏に活動が活発になる→夏の虫の代表はホタル→ホタルを守ることの意味→ホタルはなぜ光る→光害→ホタルに優しい照明→光の種類(色)その実体験→虹→3原色の原理と応用→3原色の混合実験(コマ作り)

子供たちは熱心で話を良く聞いてくれた。ホタルが光る訳を良く知っていた。一方、太陽光が分光される実験や体験を意外に持っていないことを感じた。

 準備したコマ用のセット(直径6㎝の3㎜ベニヤ円板、竹串の心棒、3原色扇形模様及び、ベン・ハムの絵柄)を配り、作業は2種の絵柄を円形に切り抜き、円板の表裏に貼り、心棒を垂直に差し込むもので、全指導員協力の下、予想した20分で完了した。

実験はコマを廻すと色が消える事、裏側のベン・ハムのモノクロ絵柄は付録(原理は抜き)ながら、回転するとカラーの縞模様が見えることを実感するものであった。

 子供たちは歓声を上げ、指導員も皆、今日の支援成功を感じた。チーフ代行(青柳)はパワーポイントの知識が無いため、資料は専らハードコピー(A4)を使ったが、大型テレビを活用すべきと感じた。 

総括

雨天のため、教室でホタルの話に始まり、ホタルに優しい人工照明、光の種類(色)、3原色の原理と応用へと進み、工作(コマ作り)に繋げた。コマの回転による3原色の混合実験を試みた。(青柳象平)

9月24日(火) 郷土の歴史を学ぼう くもり

時間:10:30~12:00(下見8:40~10:00)        

対象児童:6年生30名班編制なし                       

教科等:社会

指導員 SSN:松川 裕、その他:青柳象平、北村英子

実施場所 四街道市山梨地区 相之谷遺跡周辺(学校より徒歩20分)

観察のポイントと内容 

・毎回実施するが、スズメバチが出た場合の対処の仕方を出発前にみんなに教えた。途中の薄暗い坂道(通称 縄文のタイムトンネル)でオオスズメバチ1匹に遭遇、みんな教えられた通り騒がずしゃがみこんで通り過ぎるのを待ったので、被害はなかった。

・自分たちが暮らしている町の歴史について知ることは、今後の生徒たちの人生にも何らかの良い影響与えるとの思いから、毎年6年生を対象に実施している。

・みそら団地自体が縄文の遺跡の上に出来上がった町であることを、実際にみそら団地から発見された縄文土器の欠けらや黒曜石の塊を見せて説明した。

・徒歩20分程の山梨地区に行き、畑に入り縄文土器や黒曜石の欠けらを探した。事前に農家の了解を得ていたので思う存分探し、全員が発見することができた。

・「石なし県」の千葉県に何故たくさんの貴重な黒曜石があるのかをみんなで考えた。

 

それで交易が早くから行われていたためということが分かった。帰りには中世千葉氏の砦跡が残る妙見神社でみそら小学校の周辺の歴史を勉強した。拾ったものは後輩たちのために、全て元に戻した。神社では正式の参拝の仕方を教え、みんなでお参りをした。 

総括

みそら団地が縄文遺跡の上にできた団地であることを、ここで採取した縄文土器の欠けらや黒曜石の

塊で説明、その後山梨地区で畑に入り土器や黒曜石の欠けら探すことができた。途中、オオスズメバチ

 

に遭遇したが、事前の訓練通りに行動したため難を逃れた。(松川 裕)

10月24日(木)秋の自然を五感で観察 曇り

時間:10:20~12:00(下見8:30~10:00)        

対象児童:4年生19名4班編成                         

教科等:理科

指導員 :SSN:松川 裕、その他:青柳象平、小澤幸雄、吉岡サク子、豊島 勉、森 秀樹、植村敦子

実施場所 中台の林縁、南波佐間の森

 

 

指導のポイントと内容

・夏の観察会が雨天中止になったため待ちに待った観察会の様子。校庭の桜の木の小さな樹穴にニホンアマガエルとヨコズナサシガメが一緒に休息しているのを発見、またジョロウグモが大きな網を張っているのを見つけた。春の観察会との違いに気が付くように配慮した。道端の花の種類の違い、エノコログサ、イノコズチ、イヌタデのどに木の実が沢山ついており春との違いを実感した。また、ムクの木には手の届くところに実がいっぱいついており希望者には味わってもらった。甘い!フルーティーだ!との声は上がった。

・下見の時にオオスズメバチが木の根っこあたりを飛び交っていたので、コースを変えるか話し合ったが出発前に十分注意をすることとし、予定通り下見のコースを行った。生徒たちは教えられた通り静かに通過した。南波佐間の森の入り口でアオダイショウの抜け殻を発見し大騒ぎとなった。南波佐間の森ではヤマグリが沢山落ちており大喜びで拾った。またサンショウの実が沢山ついており匂いを嗅いだり中には食する生徒もいた。幸い雨は降らず生徒たちは久しぶりの自然観察授業を大いに楽しんだ。

総括

夏は雨で室内だったので、久しぶりの屋外観察会、みんなとても楽しみにしていた。道端の草にたくさん実がついていて春との違いが分かった。南波佐間の森でのクリの実拾い、サンショウの実の匂いなど秋の自然を十分観察した。途中でアオダイショウの抜け殻を発見し大騒ぎ!(松川 裕)

11月21日 遊びながら自然に親しむ                      曇り

時間 10:25~12:05(下見8:40-10:10) 

対象児童:2年生 参加人員:19名 班編制:5班                  

教科:生活科 

指導員 SSN:松川裕(責)その他:冨本文子、豊島勉、山中貞子、吉岡サク子

実施場所:みそら小学校中庭

観察のポイントと内容

・「とげとげ」「まるいもの」「小さな花」「たね」「なんでも発見」「いきもの」「きいろ」「赤」「におう草」9項目を書いたシート(A4版)を各自に渡し、各班ごとに校庭内をさがす。

・見つけたところに班ごとに色分けした竹製の旗をさし、後でその理由を説明させる。遊びながら自然観察ができるところがポイント、発表の訓練にもなる。

 ・両面テープつきの帽子(サンバイザー)に、落ち葉、サンザンカの花などを張って自分流の帽子を作る「王冠」作り。

総括

シートにある9項目、「とげとげ」、「まるいもの」などをみんなで探すビンゴゲーム。2年生にとっては初めての屋外授業。探す過程でカマキリの卵のうなども発見し大喜びだった。また、事前に当方で用意をした両面テープつきの帽子(サンバイザー)に花や葉っぱを張った王冠つくりを楽しんだ。

(松川裕)