平成31年、令和元年度和良比小学校支援活動
4月17日 春の自然観察 晴れ
時間:10:25~12:05(下見8:30-10:15)
教科:総合学習
対象児童:4年生 参加人員:113名 班編制:3学級班
指導員:12名(SSN指導員8名、その他指導員4名)
SSN:晝間初枝(責)、小沢武、松川裕、水野和年、尾澤伸幸、荘子淑子、横山解子、渡辺幸子
その他:金柱雅信、藤吉敬子、櫻井君子、和田孝男
実施場所:美しが丘第2児童公園 美しが丘近隣公園
観察のポイントと内容
・春を五感で感じよう
・春の生き物観察:春の自然→夏・秋・冬へ
野草:花と種子(タンポポ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、カタバミ、オニタビラコ、ハルジオン、シロツメクサなど)
樹木:芽吹き・若葉・花の様子
虫、クモ、鳥、その他の生きもの:生物多様性・食物連鎖・生態系への気づき
・花に集まる虫:チョウ、アブ、ハチなどの昆虫
・カラスノエンドウに集まる虫(アリ・アブラムシとテントウムシ(幼虫))
・ギシギシに集まる虫(コガタルリハムシ) ・水辺(調整池)の鳥
・草花遊びなど:自然に親しむ
総括
春らしい陽気の観察会日和。芽吹き始めた木々の葉が眩いほど美しい。葉っぱの赤ちゃんに触れて、これからの成長を見守ることにした。草は少ないもののカラスノエンドウ、タンポポ、ハルジオンなどが咲き誇る。タンポポの花や綿毛を観察した後は綿毛とばしや笛で遊ぶ。カラスノエンドウはアブラムシがびっしり、生きもの同士の関係を観察、考える。春の自然をみんなで共有することができ、満足気であった。
6月6日(木) ビオトープ観察 うす曇り
時間 9:15~11:00(打合せ8:30~9:10)
対象児童 4年生109名3学級
教科等:総合学習
指導員 SSN:小沢武、尾澤伸幸、栗山忠俊、荘子淑子、晝間初枝(責)水野和年、横山解子、渡辺幸子
その他:金柱雅信、櫻井君子、藤吉敬子
実施場所 旭ヶ丘 西谷津 小名木川付近
指導のポイントと内容
・田、川、林縁、森などの全景、空気、風、空などを五感でとらえ、自然を感得する。
・生き物との出会い、生き物同士のかかわりの様子を実体験し、発見や驚き、自然のすばらしさなどを共有する。
・カエル、メダカ、ザリガニなど水辺の生き物とのふれあいや観察を楽しむ。
・メダカやホタルが生息する貴重な自然が残っていることを知る。
・危険な動植物について適宜指導する。
総括
片道40分ほどの行程を歩いて子供達が到着。普段の環境とは異なる自然がいっぱい、爽やかな風、きれいな空気が漂うビオトープでの観察会は子どもたちの期待も大きい。
到着早々、カエルを手づかみ、私もとばかりにカエル探しに夢中。テントウムシ、小さなカマキリ、バッタ、トンボまで手づかみする子供達は予想以上にたくましい。林縁、ホタルの里、トンボ池・・谷津に元気な声が響き渡る。ホタルの里の所以を説明、トンボ池でメダカを捕えて鼻高々。
草笛にチャレンジするなど自然をより身近に感じた観察会となりました。(晝間初枝)
7月5日(金)夏の自然観察 曇り
時間:10:25~12:05(下見8:40~10:10)
対象児童:4年生109名11班編成
教科等:総合学習
指導員 SSN:小沢武、尾澤伸幸、栗山忠俊、荘子淑子、晝間初枝、水野和年、渡辺幸子、その他:金柱雅信、櫻井君子、藤吉敬子、和田孝男
実施場所 美しが丘第2児童公園 美しが丘近隣公園
指導のポイントと内容
・夏を五感で感じる(景色、ひざし、風、空、音、動植物など)
・植物の様子:
木:葉の茂り方、花や実の様子など季節の移り変わりをみる。
花:クチナシ、ザクロ、ナンキンハゼ、ナツメ、ネムノキ
実:コブシ、ザクロ、クリ、カキ、カリン、シラカシ、イヌシデなど
においに着目:クチナシ、トベラ、ゲッケイジュ、クスノキ、ドクダミなど
・動物の様子:チョウ、トンボ、ガの幼虫、バッタ、ハチ、甲虫類、クモ類、鳥など
・草花遊び:草笛など
総括
梅雨の合い間、曇り空ながら観察会を実施できたことはラッキー。出発してすぐ、大きなコガネグモに驚き、アオスジアゲハに“きれい!”の声。公園ではもっぱら虫探し。入口近くの木でみつけたカブトムシに釘付け、芝生広場や斜面の草原にはトンボやバッタが群れ、捕まえようと夢中になる子どもたち。バッタ、トンボ、チョウなど自然度の高い地域とは比べ物にならないがそれでも大満足。クチナシの香り、アジサイやザクロの花、木の実、ドングリの赤ちゃん・・・など季節の移り変わりを五感で感じ、秋の観察会への期待を込めて終了した。(晝間初枝)
7月24日(水)セミの羽化とヘイケボタル観察 曇り
時間:19:00~20:30
対象児童:全学年119名8班編制
教科等:学校行事
指導員 SSN:小沢 武、尾澤伸幸、荘子淑子、晝間初枝、水野和年、渡辺幸子、その他:金柱雅信、藤吉敬子、櫻井君子
実施場所 グリーンタウン中央公園:セミの羽化観察、公園下の谷津田:ホタル観察
指導のポイントと内容
・ 5つの約束①明るくしない ②静かに観察、③足元注意、セミを踏まない、草むらに入らない ④家に持ち帰らない ⑤指導員の話を良く聞く
・ セミの成虫期間とセミの一生について 抜け殻からわかるオスメスの見分け方 セミの羽化について(資料説明)、セミの体のしくみ
・ ヘイケボタルの一生と成虫期間 ホタルの光はオスとメスのコミュニケーション オスとメスの見分け方(飛び方、光り方) ヘイケボタルの棲みかとえさ、ホタルを守る活動について
総括
光を放つホタル、地上に出て木をよじ登るセミの幼虫ともに例年に比べて極端に少ない観察会でした。滲み出し水の減少、湿地のドライ化、想定外の天候・・様々な要因が考えられると思うが今後が心配です。
参加者は、少ないながら、時々光るホタルに喜びんでいました。セミの羽化は、梅雨明け後、近くの公園で見られることを話し、終了しました。(晝間初枝)
11月8日 秋の自然観察 晴れ
時間:10:25~12:05(下見8:40-10:10)
教科:総合学習
対象児童:4年生 参加人員:109名 班編制:10班
指導員:10名(SSN指導員8名、その他指導員2名)
SSN:晝間初枝(責)、小沢武、松川裕、水野和年、尾澤伸幸、荘子淑子、横山解子、渡辺幸子
その他:金柱雅信、藤吉敬子
実施場所:美しが丘第2児童公園 美しが丘近隣公園
観察のポイントと内容
・秋を五感出感じる(景色、日差し、風、空、音、動植物など)
・秋の植物の様子:木の実、草の実を中心に季節の移り変わりを見る。
木や草の葉の様子・・・紅葉、落葉、枯草
木や草の実の様子・・・実(種子)のつくり
・秋の動物の様子:動物の数や種類、形態、食物連鎖
秋の虫の様子・・・チョウ、トンボなどの虫、形態、産卵など
クモ、鳥:ジョロウグモ、コガモ、シジュウカラ、ヒヨドリなど
・自然遊び:ドングリごま
総括
青空、絶好の観察会日和。公園の木々はすっかり秋模様。落葉、紅葉のしくみ、実生や若木探し、ナンテン、アキニレ、ナンキンハゼなど種子散布から植物の知恵を知る。ドングリは実、殻斗、葉から種類を検索、コマ作りを楽しんだ。日当たりのよい斜面の草原には、数は少ないがバッタやキリギリス、チョウなどが見られた。大雨で水位が上がった調整池に驚き、見慣れた公園でも、よく見るといろいろな発見があることを知る楽しい観察会でした。(晝間初枝)