吉見の森を歩く~フクロウの里から甲賀神社へ~

日 時:5月30日(水)晴 9:30~14:00 

参加者:45名

コース:千代田調整池→飯綱神社→フクロウの里→甲賀神社(昼食)→水道塔→千代田調整池

担 当:小泉・小澤・鶴田・末永 

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 不安定な天候も回復、久しぶりの観察会日和に45名参加。 

今日の見どころは、イチヤクソウ、ウメガサソウ、フクロウにも会えるかも・・・

歩き始めてすぐ、シデ3兄弟の長男「クマシデ」、続いて末子の「アカシデ」、苞をのぞくと種子ができている。途中二男「イヌシデ」も加わり、葉、苞、幹それぞれに特徴があることがわかった。 

①アカシデ②アカシデ(拡大)③ハナウド(花・実)④ヒルザキツキミソウ

道端には、ハルジオンに変わってヒメジョンが咲き始め、カモガヤ、カモジグサ、ネズミムギなどのイネ科植物が目立たないけれど花をつけていた。杉木立の林を抜けて谷津へ。

田んぼに群れるオタマジャクシに思わず「かわいい!」の声!ルリタテハやアカタテハの幼虫は葉を盛んに食べ食欲旺盛、アカスジキンカメムシの美しさに感動した。スイカズラの花の甘い香り、クマノミズキ(蕾)、ガマズミ(花)など林縁は見あきることはなかった。期待の甲賀神社のイチヤクソウはようやく咲き始めたところだった。

①アカスジキンカメムシ②アカスジキンカメムシ③ラミーカミキリ④キタテハ

帰路、ハナウドの花と実の美しさに歓声!満開のイボタノキの花ではダイミュセセリが吸蜜中。愛嬌のあるラミーカミキリ、ユニークなフクラスズメの幼虫など虫が苦手な人も興味深げにのぞいていた。途中、陽の光をいっぱいに受けたヒルザキツキミソウが眩いくらい美しく咲いていた。

2時ごろ調整池へ戻る。斜面のサワフタギにはシロシタホタルガの幼虫と葉を巻いた蛹がたくさん見られた。この時期ならではの植物、活発になった虫たちとの出会いを楽しむ一日でした。(H)

①ダイミョウセセリ②シロシタホタルガ(幼虫)