物井・亀崎の森 自然観察会

日 時:平成25年4月30日(火)  9:30~13:30 天候 曇り時々小雨 参加人数 35名

コース: 物井駅集合→(オドリコソウの群落)→天照皇大神社→円福寺→亀崎・ニリンソウ大群落→→不動堂・千代田公民館(昼食)→13:30物井駅着

担当者:C班 遠藤、小田、荘子、晝間、松川、横山、渡辺(幸)

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物井地区では今から2万5千年~2万8千年前の旧石器時代の環状ブロックや全国的にも珍しい石製のペンダントが発見されています。物部郷とは蘇我氏に敗れた物部氏の末裔が住み着いたところといわれています。

木の根とお話・・・
木の根とお話・・・

現在、物井の町は住宅都市整備公団による開発で、かつての鬱蒼とした森はその大半が消滅しましたが、開発の手が入っていない所には何百年前と同じ里山風景が残っています。

 

 

物井駅から数百mの道の両側にはオドリコソウが咲き乱れていました。

 

 

10年前に比べて減少はしているもののピンクや白の花が可憐に咲き誇っています。道を物井の旧村の方に入ると、ニリンソウ、ツルカノコソウ、ジロボウエンゴサク、シャガなどが斜面を覆い、思わず歓声が挙がりました。 

①オドリコソウ②シャガ③マルバスミレ④シロバナジロボウエンゴサク

また、鹿島川沿いに亀崎まで歩きながら、昔からの変わらぬ里山の原風景を眺めました。

 

 

遠く寺崎方面まで続く広大な田園地帯はちょうど田植えが始まったばかりで鹿島川からくみ上げた水が勢いよく導水路を流れていました。 

①オドリコソウ②シャガ③マルバスミレ④シロバナジロボウエンゴサク

 亀崎地区に入った途端、300~400百㍍にも及ぶ土手一面のニリンソウの群落が目に入ってきました。全く信じられないような光景です。 

①ニリンソウ②イヌノフグリ③クリメコブズイフシ④テントウムシ幼虫

また、花期は終わっていましたがマルバスミレの群落など夢か幻か幻想的な光景にうっとりしました。最近は観察する機会がきわめて少なくなったミミナグサ、イヌノフグリなども見ることができました。(松川)