和田・南波佐間 自然観察会

日 時:平成26年月9月25日(木)9:30~13:40 天気:曇り一時雨 参加人数:18名

コース:旭公民館→みそら中央公園→南波佐間の谷津→和田・上野地区→総合公園キャンプ場(昼食)→旭中下の道→和田地区→旭公民館

担 当:小澤・荘子・鈴木・鶴田・水野・渡邉 

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台風17号が近づいて雨が心配されたが、予定通り実施することにした。

観察中
観察中

 

旭公民館を出発し、みそら中央公園でフウ、ポプラ、ウバメガシ等の樹木を観察した。団地を抜け和田古村に向かう道筋には、アオゲイトウ、オオニシキソウ、カゼクサなど秋の草花が勢いよく伸びていた。

集落の家の庭にはボタンクサギとクサギがあり、葉を比較してその違いを確認した。イヌサフラン、コマツナギを観察しながら行くと、真っ赤なヒガンバナが一面に咲き誇る斜面に出た。

南波佐間に向かう道にはツルボ、メドハギ、エノキグサなどが花を咲かせていた。ヨモギにはヨモギクキワタフシの虫瘤が多数見られ、それができる原因について話が弾んだ。

①ツルボ②ミゾソバ

夏にホタルを観察した谷津に入ったところで小雨が降ってきたが観察を続けた。右手の耕作放棄された田にはヨシ、マコモ、ガマ、ミゾソバ、アキノウナギツカミなどの湿地を好む植物が多く見られた。林縁側はイヌショウマ、シラヤマギク、シロヨメナなどの花が咲いていた。

①ヒヨドリバナ②イヌショウマ

旭中へ行く道にはシナガワハギが満開で、その黄色の花房の美しさに歓声が上がった。和田の林縁では、桑の葉の中にある黄色のクワゴの繭や幼虫を5~6匹ほど見つけた。テーダマツの松かさもたくさん落ちており、ノハラアザミが咲いていた。

ヤマノイモ②オニドコロ

ヤマノイモとオニドコロのさく果のつき方と種子の違いについての話も盛り上がった。また、この斜面にはベニシダ、オクマワラビ、ハリガネシダなどのシダ植物もよく観察できた。

ヌスビトハギ②ガマ

上野の集落に入るとヒヨドリの鳴き声が聞こえた。天候のせいか今回の観察会では鳥の声はこのヒヨドリぐらいであった。田の中を通る道でヒレタゴボウ、テンツキを観察しながら、総合公園のキャンプ場で昼食となった。

帰路は、天候に不安があるので、予定より少し早めに帰ることにした。(水野)