総合公園周辺自然観察会

日 時:平成26年12月12日(金)9:30~14:00  天気:晴れ 参加人数 29名

コース: 9:30旭公民館集合―11:00上野地区着―11:45総合公園キャンプ場(昼食・休憩)―12:30→総合公園発(裏駐車場経由)―南波佐間の谷津―14:00旭公民館着

担 当:晝間、遠藤、岡部、松川、藤吉、横山、渡辺(幸)

 

今年最後の自然観察会、29名の参加者とこの時期に見られる鳥や植物の種や実、虫たちの冬越しの姿を探しに旭公民館を出発。 

        ニシキギ
        ニシキギ

 

公園のウバメガシの下にからのヤママユガの繭、葉を落とした木にメジロの巣、カワラヒワやヒヨドリが。林縁はサルトリイバラの金茶色の葉、コマユミの赤い小さな実、ゴンズイの銅葉色、ニシキギの紅葉も鮮やか。 

 

2匹のウラギンシジミが葉にしがみついて、成虫越冬する姿は健気。ムラサキシキブの冬芽、トウネズミモチの球形の実を観察。谷津にシメ、メジロ、セグロセキレイ、エナガ、ジョウビタキ、シロハラを確認。次から次へと鳥を観察。 

コゲラ            
コゲラ            

 

北米原産のテーダマツの3本の葉と鋭い刺の松ぼっくりにも触ってみた。ふり返ると以前と違った光景にはっとする。これも楽しい発見。 

 

竹林と杉林の両脇にアオキ、アカメガシワの実生やキッコウハグマ、数種のシダ類が・・・ 

 

 

傍らには寒さのなか、オオイヌノフグリ、ホトケノザも小さな花を付けていた。 

 

ムラサキシキブ
ムラサキシキブ

総合公園で昼食。カワラヒワ、マヒワを観察した後、南波佐間の谷津へと向かう。 

 

途中、ジョロウグモとゴミグモの卵のうを見つける。

 

谷津を静かに歩行。カケス、ウグイスのさえずり、コゲラのドラミング、草むらにホオジロ、シジュウカラ、アオジ、メジロ。ルリビタキとカシラダカを見た人も。

 

バッタをくわえたモズは「はやにえ」にする木の枝を探しているのか?

ツチグリ           
ツチグリ           

林縁の土止めのコンクリートには、ユウレイグモ、コクサグモ、ゆりかごのようにぶら下がったコガタコガネグモの卵のうがあり着実に冬の準備をしていた。 

 

ヒトデのようなユニークな形状のツチグリは白い網目模様が美しく、触ると煙のような胞子が広がった。

 

大木のケンポナシの下にはたくさんの実、見上げると集団のエナガ。今日はたくさんの目で26種の鳥を観察。

 

冬の日差しを受けて谷津を歩き、生きものや植物に力があることを感じ、自然と充分に向き合えた一日でした。(渡辺)

※その他の写真は下記を参照ください。

左から①サルトリイバラ②ニシキギ③メギ④ウラシマソウ(実)

左から①セグロセキレイ②エナガ③コゲラ④ツグミ

①ジョロウグモ卵のう②コガタコガネグモ卵のう③ナミテントウ④ツチグリ

③オオイヌノフグリ④ムラサキシキブ