山梨古村五社めぐり自然観察会

日 時:平成27年1月7日(水)9:30~12:00 天気:晴れ 参加人数:42名

コース:旭公民館→浅間神社→御嶽神社→香取神社→妙見神社→豊受神社→旭公民館

担 当:小澤・鈴木・荘子・鶴田・豊島・水野・渡邊

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毎年恒例の山梨古村五社めぐり、歩き始めて最初に目についたのは葉先に雄花をつけた杉の木、しばらくすると花粉がたっぷり出そうな様子。

五社詣地図
五社詣地図

浅間神社までの道筋では、オオハナワラビ、ヤブソテツ、ベニシダ、イタチシダ、イワガネソウなどのシダ類が茂っていたが、日向にはオヤブジラミ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ヤエムグラなどがすでに芽を出していた。

ロウバイ
ロウバイ

ちょうど七日粥の日であり、七草を見つけようとしたがハコベはたくさんあったもののセリ、ハハコグサは少しだけという状況でした。

ナノハナ
ナノハナ

浅間神社は小高い所にあり、昔は大木に着生ランがあったとのことですが、今はすっかり切られてその面影がなくなっていました。

キチジョウソウ
キチジョウソウ

御嶽神社へ向かう途中の斜面にはオドリコソウ、クサノオウ、ホトケノザなどがずいぶん大きく育っていた。御嶽神社は山梨地区の産土神として崇められていということで、境内の樹木に歴史を感じた。

ヤブコウジ
ヤブコウジ

香取神社、妙見神社へ向かう民家の庭には大きなケヤキやエノキ、途中の林の中にはキチジョウソウの赤い実、三叉路には『くれまぶり』といわれる魔よけ・・・古村の趣きがあちこちに見られました。

①オオハナワラビ②ヒガンバナ(冬)

最後に寄った豊受大神は、スダジイ、モミの大木があり、着生ラン、イチヤクソウ、キッコウハグマ、ヤブコウジの赤い実などが見られた。ウチワゴケというシダもあったが、乾燥し縮れていたので再度観察に来たいと思った。

①御嶽神社②豊受神社 

 

公民館への道すがらスダジイの連理を観察、その謂われを神妙に受け入れ帰ってくると甘酒の差し入れがあり、十分に体を温めることができ、満足しながら観察会を終えた。(水野)