山梨・たろやまの郷自然観察会

日 時:平成28年3月18日(金)9:30~14:00 天気 晴れ 参加人数:29名 

コース:旭ヶ丘中央公園→山梨地区林縁→たろやまの郷(田んぼ 昼食)→つくし座→鹿渡地区林縁→旭ヶ丘中央公園(解散) 

担 当:小澤・荘子・鶴田・豊島・水野 

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どこからともなくジンチョウゲの香りがただよう。

①ジュウニヒトエ② シュンラン

団地下に降りるとキジの鳴き声が聞こえてきた。山梨小実習田に引かれている水路やメダカ池にはメダカ、ドジョウ、ニホンアカガエルのオタマジャクシが活発に動き、紐状のアズマヒキガエルの卵塊はもうすぐオタマジャクシになるダルマ胚の状態であった。

①ツクシ②調査中

反対側の斜面には、アオキの実やクヌギの枝についた虫こぶが目立った。これはタマバエやタマバチが卵を産みつけたことによるものだという説明に納得。

林縁にはやわらかい毛に包まれた芽のネコヤナギ、ウグイスカグラのラッパ型でうすいピンク色の花が満開であった。ツクシが一面に繁った空き地では、ツクシの食べ方談。

ニホンアカガエル 

ホオジロの姿や鳴き声も聞こえ、陽の良く当たっている田の縁には、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、オオイヌノフグリの群落がピンク、白、薄青の花を絨毯のように咲かせていた。

ミチタネツケバナとタネツケバナが隣り合わせに咲いている所で実の付き方、花の様子の違いを比較した。ムクロジの里の縁には茎が四角のシホウチクがあった。 

アズマヒキガエル

たろやまの郷は、ボランティアの方々の手入れで、林の中に光が良く入るようになっていた。イチリンソウやツクバトリカブトの芽生え、タガラシの黄色い花を見て昼食をとった。この後、メダカ池に折り重なって産み付けられたアズマヒキガエルの卵塊、林内のシュンランを見てコナラ林を一周し、一次解散となった。ゆっくり観察を楽しんだ一日であった。(水野)