佐倉城址公園 自然観察会

日 時:平成28917() 9:3014:00 天気:晴 参加人数:29 

コース:JR佐倉駅→(武家屋敷・ひよどり坂・佐倉東高校・くらしの植物苑)→姥が池→歴博休憩所(昼食)→本丸跡→佐倉駅 

担 当:晝間 遠藤 岡部 藤吉 森 松川 横山 

 

 城下町佐倉を散策しながら初秋を感じる観察会。坂の町佐倉、高崎川を渡り住宅地に入ると早速急な上り坂。クコの紫色の花、アオツヅラフジの藍黒色の実、ヒガンバナも太い茎を伸ばし、豪華な花をつけていた。武家屋敷通りに入ると、左右には馬上の人から屋敷内が見えないように工夫されたという土塁と生垣が美しい。手入れが行き届いた土塁にゲンノショウコ、アキカラマツ、キツネノマゴが可愛く咲いていた。門の袖板の数で石高がわかるという、武家社会の厳しさを感じながら、竹林のトンネルの中、ひよどり坂を下る。鮮やかなシュウカイドウが目を引く。佐倉東高校へ続く道を上り、銀杏がたわわに実るイチョウ並木を通って城址公園へ。

 1610年、土井利勝が築城、19代藩主堀田正睦は日本開国に導いたという佐倉城。公園に入ると立ち並ぶ巨木に圧倒される。シラカシ、オニグルミ、センダン、ムクノキ、ネムノキ、クマノミズキ、どれも実を付けていた。ヤマグワも幹が裂けて年代を感じる。弾薬庫跡に続く道は、タイアザミ、ヒヨドリバナ、アキカラマツ、ヤブタバコ、メヤブマオの花々、サルトリイバラは実はまだ赤くないけど立派なまんじゅっぱ。広場に着くと、ハイイロチョッキリの仕業と思われるドングリが付いたコナラの枝先があちこちに落ちていた。どのドングリの殻斗にも小さな穴があいていて、穴の中に産み落とされた卵はすでに幼虫になっていた。悲しい伝説の残る姥ヶ池も、今日はスイレンの花が咲き、カメが甲羅干しをするのどかな池。国立歴史博物館へ通じる道では、ツマグロヒョウモンが色鮮やかな翅を広げて舞い踊るのを観察。

 芝生広場でゆっくり昼食をとった後、白い花と光沢のある青藍色の実が美しいヤブミョウガの群落を抜けて出丸へ。帯曲輪への道は、オオバノイノモトソウ、イワガネソウ、ヤブソテツ、イノデなどシダが多く観察でき、その中でキツリフネがひっそり咲いていた。階段を上り、サクラの木々に囲まれた本丸跡へ。県指定天然記念物という二株の根元が融合した夫婦モッコクもゆっくり観察できた。

 まだミンミンゼミやアブラゼミが騒がしい中、時折ツクツクボウシの声も聞こえ、高い空、涼しい風に夏の終わりを感じた一日でした。(横山) 

ミズヒキ      キツネノマゴ     ゲンノショウコ     アキカラマツ

ヒガンバナ      キクイモ     ベニバナボロギク  ヒヨドリジョウゴ

メヤブマオ     イラクサ       ヤブラン      ヤブミョウガ

キツリフネ     シュウカイドウ     スイレン      クコ

アオツヅラフジ(実) ビナンカズラ(実) コクサギ(実)   サルトリイバラ(実)

イチョウ(実)    オニグルミ(実) ヒマラヤスギ(実) テイカカズラ(実)

ウラジロガシ   オオバノイノモトソウ  夫婦モッコク    ひよどり坂