印旛沼周辺 自然観察会

日 時:平成28年9月29日(木) 9:30~13:40 天気 小雨のち曇り 参加人数:26名 

コース:佐倉ふるさと広場 ⇒ 飯野観音(小休止) ⇒ 印旛沼サンセットヒルズ ⇒ 

野鳥の森(昼食) ⇒ 印旛沼のほとり ⇒ 佐倉ふるさと広場(解散)

担 当:小澤・荘子・鶴田・豊島・水野

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 季節は秋、道路脇のトダシバ、カゼクサ、キンエノコログサ、セイバンモロコシの穂、湖畔のアシやマコモの穂、民家の庭から漂ってくるギンモクセイやキンモクセイの香りでよくわかる。

①ヤナギハナガサ②ゲンノショウコ

エノキの実を味わったりしながら、刈り入れが終わった田の畔を見ると、特定外来植物のナガエツルノゲイトウの群れが花を咲かせていた。ますます増えるのだろうか?と心配になった。

①オキザリス②ヤブミョウガの実

畔には白花を咲かせたツユクサ、ヒメジソ、ヒロハホウキギク、ヒメクグ、イガカヤツリ、カヤツリグサなども花や実を付けていた。飯野観音の急な階段を足元に注意しながら登っていると、シラカシ、アカガシ、スダジイなどのドングリが落ちている。97段あるとのことで、振り返ると足元に少し不安を感じた。

①イシミカワの実②シロヨメナ

境内にはイチョウの木があり多くの銀杏が落ちていた。本堂の裏側には可愛いフクロツチガキの群落があり、ヤブミョウガが美しい藍色の実を付けていた。

①クサネム②タコノアシ

境内を抜け坂道を下っていくとベニシダ、イワガネソウ、リョウメンシダ、ゲジゲジシダなどのシダ植物が繁っていた。また、ミズヒキと比べると大きめな葉と花軸をつけたシンミズヒキも目についた。

①アレチハナガサ②ケイヌビエ

農道の両側には、カキドオシ、アメリカイヌホオズキ、オオニシキソウ、ヒレタゴボウ、キクイモなどがあり、大きな草丈のアレチハナガサには驚かされた。

①ベニシジミとダイコンソウ②フクロツチガキ

サンセットヒルズへ向かう畑の脇には、イシミカワの群落があり、いろいろな色になった実を付けていた。棘は痛いが実はきれいだ。アメリカキンゴジカの群れもあったが、時間が遅かったためか咲いていなかった。 

①クサギ②ヤマブキの実

シロヨメナの咲く日当たりの良い斜面を見ながら沼わきの田に来ると、十分食べられるほどに実ったひつじ穂、チョウジタデ、タコノアシ、クサネム、アゼナ、ミズワラビなどがあった。最後に沼のオニビシを見て観察会を終えた。 (水野)

①飯野観音階段②印旛沼

野鳥の森にはアキノタムラソウ、ヒメキンミズヒキ、キンミズヒキ、ナキリスゲがあり、蚊に悩まされながらも昼食をとった。帰り道、民家の垣根に大きな実を付けたリンゴツバキがあり、その大きさには驚いた。