東金方面 バス観察会

日 時:平成28年10月18日(火) 6:50~18:00 天気 晴れ 参加人数:42名 

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四街道駅を定刻に出発、7時50分、雄蛇ヶ池に到着。雄蛇ヶ池は江戸時代に十年の歳月をかけて完成させた溜め池です。池の周囲にはヒヨドリバナ、ノコンギク、コモチシダ、ヤブツルアズキ(小豆の原種)、ヤマハッカ、キツリフネソウ、ベニバナボロギク、アケビなどが見られました。

①コモチシダ②ニホンアカガエル③ヤマラッキョウ④オミナエシ

9時10分、山武市歴史民俗資料館に着きました。ここは明治時代の歌人、伊藤左千夫の生誕地です。左千夫は子規に師事して、代表作の「野菊の墓」は漱石に高く評価されました。作品、遺品、アララギ派歌人たちの資料が展示されています。

①カワラナデシコ②アキノウナギツカミ③ナガバノイシモチソウ④ウメバチソウ

10時20分、食虫植物群落地に到着。わが国で初めて天然記念物指定された場所です。モウセンゴケ、コモウセンゴケ、タヌキモ、ナガバノイシモチソウなど食虫植物の群生地です。食虫植物は、砂質土壌で養分に乏しい酸性土壌のこの地でも自生します。

①サワヒヨドリ②リンドウ③ヒヨドリバナ④オトコエシ

サワヒヨドリ、ウメバチソウなど湿地植物もありました。他にリンドウ、ヤマラッキョウ、オミナエシ、ワレモコウ、ゲンノショウコ、ツリガネニンジンなど見られました。昼食は道の駅「みのりの里」、食事のあとは買い物を楽しみました。 13時20分、日吉神社に到着。神社は徳川家康公が鷹狩りに来て国家安泰を祈願したと言われます。

①ナガバノウナギツカミ②タヌキマメ③カワラケツメイ④ホソバリンドウ

杉参道の並木はいずれも樹齢三百~六百年を経ていて、境内は荘厳な雰囲気を漂わせています。 14時15分、ときがね湖に到着。全周3.5㌔㍍の遊歩道を歩きました。

①作田川沿い②食虫植物群落地③雄蛇ヶ池④日吉神社

コウヤボウキ、ホトトギス、ヌスビトハギ、アキノギンリョウソウ、アキノタムラソウ、シロヨメナ、ヤクシソウなどが見られ、ダム湖ではオオバン、ハシビロガモ。カルガモ、ヒドリガモなどの水鳥が見られました。天気も回復して楽しい観察会でした。(星野)