美しが丘・和良比周辺自然観察会

日 時:平成29年12月7日(木)  天気 晴れ 参加人数 34名 

コース:四街道駅(集合)→美しが丘近隣公園→堀込城跡→わらび近隣公園(昼食)→きじ公園→どんぐりの森・皇産霊神社(解散)→四街道駅 

担 当:晝間・秋山・遠藤・岡部・藤吉・松川・森・横山  

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小春日和の穏やかな初冬の観察会は、四街道駅近くの美しが丘・和良比地区の自然と歴史を訪ねるコース。4班に分かれて出発。

美しが丘近隣公園へ向かう小路は、有終の美をとどめたモミジやイチョウの葉が舞い、やさしい色のボケの花や芳しい香りを放つビワの花に引き寄せられた。毛皮のコートをきたコブシの冬芽、クロガネモチの赤い実など観るものは尽きない。 

公園入り口で目にしたまるで白い花が咲いているような見事なナンキンハゼ。白く見えたのは、蝋を採取したという実。油分たっぷり、栄養満点の実を脇目も振らず夢中になって鳥たちが啄んでいた。広々とした公園内は、枝をいっぱいに広げたケヤキが数本、堂々と立ち誇っている。

調整池は静まり返り、鳥の姿も見えないと諦めかけていた時、ヨシの間に翡翠色の美しいカワセミが止まった。「きれい!」思わず声が・・感動が覚めきらないうちに次の目的地「堀込城跡」へ。広範囲で発掘調査をしながらもほんの一部しか保存されていないがかつての面影を抱きながら一巡りした。

ここからの眺めはすばらしく周囲の街並みが一望できる。日頃、気になっていたという高台の城跡に初めて訪れたという人が多く、桜が咲く頃また来て見たいという声が聞かれた。急坂を下り、和良比古村の道をたどるが新しい家が立ち並び、また道も整備されてかつての雰囲気はなくなっていた。わらび近隣公園手前の調整池は僅かに見える水面にコガモとカルガモ、周りのヨシ原にはアオサギ、ダイサギ、コサギが見え隠れ、しばらくの間その様子に見入った。 

昼食は、心地よい陽ざしを受けて和やかに・・・。モミジバフウの実が青空に映えて美しい。たわわな実も毎朝掃き集められているのか数えるほどしか落ちていない。落ち葉や木の実を踏みしめる風情もこの時期ならではのものなのにそういう感覚が薄れていくことにもったいなさを感じた。

昼食後寄った「きじ公園」は、鳥たちのにぎわいに時間を忘れて見入ってしまうほど。マヒワはこの冬初めて、ヤマガラ、カワラヒワ、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ヒヨドリ、キジバト・・・公園は鳥の楽園のようだった。

プレパーク・どんぐりの森を抜けて泥んこ祭り(裸祭り)で有名な皇産霊神社へ。かつては、谷津田が広がっていた地域も住宅街となり、今は、神社下の公園に作られた田んぼで祭りは行われている。大切に守られてきた境内林は保存樹林として保護され、スギやカヤの大木が壮大である。

少し離れた所にあるヒイラギは、長く生き抜いてきたとあって葉の刺がすっかりとれてなめらかで丸みを帯びた葉をしていた。 

この場所で、班ごとに集まり観察会の振り返りをした後解散した。天候に恵まれたこと、駅近くの住宅街であるにもかかわらずさまざま自然や歴史と触れ合えたこと、きじ公園で遭遇したたくさんの鳥との出会い等々、好評のうちに観察会を終えることができた。(晝間)

観察会の時の写真を下に掲載させて頂きます。寒いのにジョロウグモがいたり、きれいなカワセミに会えたり、野鳥が沢山木の実をついばんでいたり・・・お天気に恵まれて大変良い観察会になりました。

次年度からC班メンバーの変更があるので、その後カラオケで忘年会を行いました。その時の写真は未公開です!セクハラは無かったと思いますよ~