大篠塚の秋観察会

日 時:平成30年10月15日(月)9:30~12:10 天気 くもり 参加人数:25名 

コース:物井駅 → 小名木川合流点 → 鹿島川流域 → 麻賀多大明神 → 西福寺 

    → 物井駅 

担 当:小澤・荘子・豊島・水野  

※本文の写真はクリックすると拡大し、名前を確認することが可能です。

 

今年はキノコが豊作だと聞いていたが、その為かどうか出発してすぐの鹿島川の土手にスッポンタケの仲間のキツネノタイマツを何本か見つけた。面白い形をしていてキノコとは思えないなどという感想があった。

①キツネノタイマツ②アレチウリ

マコモが植えられている所にはミゾソバが一面に繁っており、また、アキノウナギツカミと混然一体になっていた。花は似ているが葉っぱが違うということから、簡単に見分けることができる、と確認することができた。よく似たものにママコノシリヌグイやヤノネグサがあり、その違いは云々・・・というようなことで話が広がった。

 ①ヒレタゴボウ②アキノノゲシ

アレチウリの花にスズメバチが蜜を吸いに来ていた。川岸にはオギが繁茂し、余り有り難くないオオブタクサも種を沢山付けていた。ダイサギが餌を探して川面をあちこち飛び回ってもいた。 

田の畔にヒレタゴボウとチョウジタデがあり、よく似ているけれども花の大きさや茎にちょっとした違いがあることなども確認した。

①カントウヨメナ②ミツバアケビ

カズノコグサが一株あり、イヌタデが真っ盛りであった。ヤナギタデもあったので、葉を噛んでしっかり『辛さ』を味わった。イヌビエとケイヌビエの違いはすぐに納得。テンツキが農道の脇に一面に生えていた。 

麻賀多神社に行く道にはオニグルミの実が一杯落ちていて、誰も拾っているような様子がない。また、下見の時あったナツメの木が剪定されていて、実が数粒地面に落ちているだけで、生っているところを見ることができず残念だった。

①イヌビワ②カラスウリ

ハゼの木はたくさんの実を付けていた。ジンジャーの良い香りを嗅ぐこともできた。麻賀多神社は今日が例大祭とのこと。「よく来ていただいた!」ということでお神酒をいただき、良い気分になられた方がおられたようだ。  

帰りは大篠塚の集落を通ってきたが、大きな木があり、手入れも良くされていて、落ち着いた雰囲気を持った集落であった。

①オオ(キイロ?)スズメバチ②ダイサギ

途中、フヨウの木があったが、幹の一部が真田紐のように平たくなっていた。「なぜ、このような変形になるのだろう?」との問いに、カーテンの不燃処理をしたようなものが、埋められているとよくこのようになったものがあるとのことだった。化学物質での汚染か?放射線の影響か?  

終わりごろは少し暖かくなったが、十分に秋の里を観察した一日であった。 (水野)