新年のご挨拶

 

2019年・あけまして おめでとうございます

 

 

会員の皆様におかれましては,ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 

さて、四街道自然同好会は1989年に市川元会長により創立されて以来、30年を迎えました。現在活動をしている【自然観察会、学校支援、ホタルの調査・保護の活動、会報誌の発行】など殆どは1990年代半ばにその種が蒔かれ、その後自然を愛する仲間たちにより支えられ、育てられてまいりました。 

会員数は2005年のピーク時には487所帯になり、四街道市の全所帯の1.6%は四街道自然同好会の会員という時期もありましたが、年々会員数は減少を続け最近では180所帯程度まで減少をしています。 

こうした中で四街道自然同好会では昨年も、四街道市内を中心とした通常観察会18回、ホタルとセミ観察会2回、電車・バスでの観察会4回、半日観察会6回、合計30回の観察会を実施しました。また、たろやまの郷における「生き物調査」を10回、学校支援では和良比小6回、中央小3回、山梨小9回、みそら小6回、栗山小5回のほか新たに旭小4回が加わり小学校6校 33回、中央保育所2回、同みそら分園2回、合計37回の学校等の自然観察授業を実施しました。 

すなわち年間で、自然観察会30回、生き物調査10回、自然観察授業37回 合計77回もの活動を行ってまいりました。この他「緑と公園を大切に…」をキャッチフレーズに、四街道地域振興財団との協働事業として発足した公園の名札付けも今年で10年目を迎えます。これまで41の公園に名札付けを行いました。 

また、20年以上継続をしています「ヘイケボタル生息調査」やホタルの里の手入れを継続して実施いたしました。4日に一回は何かをやっている状態です。こうしたなかで運営委員のなり手が少なく、高齢化が進む中で従来と同じ活動数をこなすのは大変すぎるという声が従来からありましたので、今年度は観察会の班体制を従来の3班体制から2班体制にし、これに伴い通常観察会は昨年の18回から12回に減らすとともに、バス、電車による観察会も4回から2回に減らします。また、①会社の定年の年齢が60才から65才、70才とどんどん延長されておりボランティアをされる方が大きく減っていること②保育環境の整備が進む中で、若い女性の方々が働きに出る傾向も定着しつつあり、ボランティア団体はどこも深刻な会員の減少に悩まされています。四街道市は東京から40キロ、都会と田舎との接点に位置する街です。放っておきますとホタルが舞う、素晴らしい自然環境はアッという間に失われてしまいます。四街道自然同好会の地道な活動をご理解いただき、会の活動にお力を頂くとともに、会員の継続にもご協力をお願いする次第です。 

ボランティア活動に参加し、衰えつつある体力や気力、好奇心を刺激することは若返りのもっとも手軽な道です。是非お仲間誘いあわせのうえ積極的にご参加ください。 

運営委員一同お待ちしています。 

2019年1月  四街道自然同好会 運営委員会