物井亀崎地区観察会

 

日 時:令和 元年 7月11日(木) 9:30~12:15 天気:くもり 参加人数:35名 

コース:物井駅 → 総武線脇道 → 旧総武線橋台跡 → 亀崎田んぼ農道) 

→ 物井駅(解散) 

担 当:小澤・坂口・荘子・辻・豊島・水野・三原・渡辺  

Google写真アルバム2019.07.11物井・亀先地区観察会

※本文の写真をクリックすると拡大して、名前を確認することができまます。写真を閲覧後、本文に戻る時には写真右肩にある「✕」をクリックしていただくと、写真が閉じて、本文に戻ることができます。

線路わきにはカラムシが繁り、巻かれた葉っぱにはアカタテハの幼虫が隠れていた。

ガガイモ、コウゾリナ、アレチウリなども葉を茂らせていた。色々な葉の上でマメコガネが固まって葉を食べており、嫌いな葉はあまりなさそうに思えた。田圃の嫌われ者であるオモダカが白い花を咲かせ、アメリカザリガニも穴の中で姿を潜めているところを見ることができた。

①物井駅改札に集合②アメリカセンダングサ③センダングサ④コヒルガオ

ここ何日か雨が降り続き、また水が張られたためか、田圃にザリガニなどを食べに来たサギの足跡が消えてしまっていた。

アシの中ではオオヨシキリがギョギョシイ、ギョギョシイとうるさく鳴き騒ぎ、鹿島川の方からはヒッヒッというセッカの声も聞こえてきた。それにしてもこんなに電車が走っていたのかと思うほど電車が通った。踏切を渡ってすぐ、カワヂシャが実を付けていた。

①ミクリの実②カワヂシャの実と虫こぶ③ゴマダラチョウ幼虫④ウスタビガのマユ

①アレチウリ、はびこって大変②ヤブカンゾウ③オシロイバナ④オモダカ(面高)  

実の枝には真ん丸の虫こぶもいっぱいついていた。

 

すぐ近くにはコウキヤガラというカヤツリグサもあった。また少し行くとカワヂシャとオオカワヂシャが隣り合って咲き、実も付けていた。

 

こんな近くにあっては交雑してしまうと思ったが、外来種のオオカワヂシャを引き抜く勇気はなかった。

①田んぼのアメリカザリガニ②狙うダイサギ③アキアカネ④メマツヨイグサとマメコガネ

①、②アメリカデイゴ③ネムノキ④ヤブマオ

畑の脇に赤味がかった小穂を付けたカヤツリグサがあり、アゼガヤツリかハマスゲかと迷っていたところ、小穂の様子からハマスゲだと教えてもらった。

 

とても勉強になった。旧総武線の橋台跡の水抜き穴にアオダイショウが棲んでいて、穴から顔をのぞかせているところを、写真に撮った方がおられたので見せてもらった。何だかトカゲが顔を出しているようで可愛く感じた。

①タケノホソクロバ(幼虫・毒)②シャクチリソバ③鉄ちゃん垂涎のモノサクを④コウゾリナ

①コマツヨイグサ②カワヂシャ③オオカワヂシャ④コウキヤガラ      

橋台跡の上部には、薄紫のコマツナギの花が満開でとてもきれいだった。近くにあったエノキの葉にゴマダラチョウの幼虫を見つけ、皆でしみじみと観察した。また、同じ木の別の葉裏には,鮮やかな緑色をしたウスタビガの繭もついていた。『きれい!』という声があがった。

①以前の線路跡②旧総武線橋台跡(鉄道遺産)③ハマスゲ④コマツナギ

①コウヤワラビ②ナワシロイチゴ③サツマノミダマシ④キノコ?

4月の観察会では、消滅してしまったと思っていたコウヤワラビの場所に、今回、若々しいコウヤワラビが生え揃っていたのを確認でき、ホッとした。アキアカネ、マユタテアカネ、ナツアカネが飛び交う、8000歩弱の観察会であった。(水野)