谷津バラ園・谷津干潟(電車)自然観察会

日 時:2021年5月26日(水)8:15~12:00 天候:薄曇り 参加者:14名 

コース:四街道駅(集合) → 京成千葉駅 → 谷津駅(集合、点呼) → 谷津公園 → 谷津バラ園 →谷津干潟(自由解散)                   担 当:荘子、松川、三原、水野

今日はスーパームーン。我々が干潟に着く予定の11時頃には干潮も始まっているとのことで、沢山の水鳥が見られるのではないかと期待を持って谷津駅を出発した。

 谷津商店街の並木はネムノキだな。それにしても小葉が細かいネムノキだな?と思いながら通り過ぎた。谷津公園に入ってすぐ、ヒサカキの葉よりも少し大きめで、葉の縁が少し裏側に丸まっているハマヒサカキの植え込みがあった。ヤマボウシノ花がかろうじて残っていた。濃い紫色のサクランボが沢山なっているのはオオシマザクラだろうか?食べてみたところ、美味いという人もいれば不味いという人もいた。プラタナス(スズカケの木)とモミジバフウが並んで実を付けていた。モミジバフウの実を見てコロナウイルスの形とそっくりという感想があった。確かに感心するほど似ていた。植え込みにアジサイと似ているが葉の薄いものがあった。何かなと思っていたら、同じものを育てている人がいて、アナベルというアジサイの園芸種だとのこと。確かに蕾がアジサイのようだった。

 バラ園では1時間程度の自由散策となった。入った途端にバラの匂いに包まれた。もう花は終わりかと思っていたが、まだまだ多くの花が咲いていた。ここの一角にはニオイバンマツリがあり芳香を漂わせていた。この花は濃い紫色からだんだん白色に変わるとのことだった。さすがに園内には様々なバラがあり名前も付けられていた。プリンセスミチコと名付けられた朱色がかったオレンジ色の花は若々しく華やかな感じがする。エンプレスミチコという赤味がかったアンズ色の花は円熟した落ち着きのある感じがする、という皆さんの感想があった。近くにあったハンカチノキには5cm程の果柄に大きめのドングリを付けたような実があった。何度も白い花を見ていたが、このような実が付くとは思ってもいなかった。ハンカチノキの隣にはジャカランダという木があった。葉を見てみるとネムノキに似ている。いや、それよりも朝方に商店街で見かけた並木の葉とそっくりであった。ひょっとしたらあれはジャカンダの並木だったのか。(帰りに会員の方が商店街の人に確かめたら、やはりジャカランダとのことでした)

 

 谷津干潟に着いたら干潮が始まっていた。干潟の葦原ではオオヨシキリがギョウギョウシイとやかましく鳴いていた。干潟の木杭にはカワウが数羽止まっていた。ハシボソガラスが餌をとっているのか蟹を咥えたり離したりしていた。たくさんの蟹がどういう訳か一斉に同じ方向へ動いたりするのは見ていて面白い。この蟹は目が飛び出しているのでチゴガニかと思っていたが、大きさと泥地という事からヤマトオサガニと考えられる。12時で自由解散となったが、チドリやシギが見られず残念だった。(水野)

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ちなみに、我が家でようやく咲き始めたアナベルです

当日配布の資料です。