日時:2022年4月28日(木)9:30~11:30<曇り>参加人数:25名
コース:JR物井駅→駅北側田んぼ沿い→宝蔵院前→天照皇大神社→円福寺
担当:北村・栗山・藤吉・松川・横山・尾澤[文責]豊島[写真]
例年物井・亀崎としてきたが、コロナの影響で体力の衰えを感じている人が多いと思われ、今回は物井地区のみの観察会とした。
まず駅近くの空き地に行き、カラスノエンドウのアブラムシのついているのを観察し、アリとナナホシテントウの成虫、幼虫、蛹の観察をした。
次に、田沿いの道に入り、田では田植えの準備、田植え作業と大忙しの状況であったが、我々は赤っぽい色と白色の今が盛りと咲いているオドリコソウをじっくり見ることができた。
またその近くにはミツカドネギが昨年より何本か多く広まっていることも見ることができた。その近くに「ホワイトレース」と呼んでいるセリ科植物も1本だけ咲いていた。ある人はオルレアだといっていた。この植物もミツカドネギのように広まってくるのだろうか。
少し進んでいくと、オオキンケイギクがつぼみをもち、これも広がっていた。こちらの方は特定外来生物となっているようだ。その隣にはスズメノエンドウが何株かあった。これは今年になって入ってきたようである。
田の奥に流れていく用水路脇の道に少し入るとナヨクサフジがあった。昨年は遠くに見たが、今年は手に取るようにわかる位置にあった。田沿いの道に戻り、奥に行くとウマノスズクサがあった。昨年と同じくらいの本数が出て、同じくらいの背丈に育っていたのだが、ジャコウアゲハは残念ながら飛んではいませんでした。
さて坂道に入り、下見時にはオオアマナが今が盛りと咲いていたが、咲き残りがちらほら出ているだけなので、ニリンソウは?と不安になったが、果たして曲がっていくとニリンソウはなんとか残って咲いている状態であった。
ジロボウエンゴサクも同様であったがシロバナジロボウエンゴサクは咲き残ってはいなかったのではないかなと思っている。ニリンソウは残ってくれてよかったとは思ったが、今年は全般に花が咲くのが早かったようである。
天照皇大神社手前のカントウタンポポが何本かみられた空き地ではカントウタンポポに他の草が覆いかぶさっているのをみて、天照皇大神社に参り、スダジイの切り株の大きさに驚き、円福寺手前ではポポーの木のえんじ色の花を初めてみて、円福寺へと着いた。
お目当てのクマガイソウは既に枯れていた。休憩したあと、ここで、体力のある人は亀崎方面へ、バスできた方は千代田方面へ、電車の方は物井駅へと三方向に分かれた。
今年初めての観察会であり、歩く距離や時間を特別に短くしたが、これからは徐々に距離や時間は長くしていこうと思っている。
当日の写真は豊島さんが撮影してくれました。ここをクリック⇒https://photos.app.goo.gl/bGpmZezFGsJRbJ8a6