川村記念美術館方面観察会

日 時:2023年10月31日(火)9301300 天気:曇り 参加人数:24名       コース:総合公園→ 座禅道場 → 千葉市側林縁 → 川村美術館(解散)

→ 国道51号 → 総合公園            

担 当:小澤・荘子・水野・三原・渡辺(幸)

 予定していた道が法面崩落の恐れがあるとのことで、少し遠回りのコースとなること。草木が色づき始め実を付けるなど、秋の装いを整えつつあるので、脇道などに入ると引っ付き虫が付きますというようなことで出発した。

 出発してすぐの法面にあるコシオガマは紫色の花を付け、『きれいだ!かわいい!』などとの声が上がった。ここのコシオガマは株数が増えているように思え、数年後が楽しみだ。ワレモコウの花はもう終わって茶色になっていて、少し残念な気分。キャンプ場のアキニレには実がびっしりと付いていて、もうすぐ鳥達の良い食事場になりそうだ。公園を出てすぐの集会場には、コミカンソウが小さな丸い実を付け、葉が赤くなりかけていた。実の付いている様子は名前通りで、よく名付けたものだとつくづく感心する。国道を渡り細道に入るとボタンクサギが咲いていた。この花は夏の初めから咲いていたが、いつまで咲くのだろうか?種はできるのだろうか?隣にはクコの花もいまだに咲いていた。1m以上に育ったダンドボロギクは、ほとんどの花が咲き終わったままで枯れ、種を作っていなかった。どうしてこうなるのだろうか?また、自分は気付かなかったが、付近にはナルコビエがあったそうだ。珍しい草だそうで残念だった。後ほどもう一度見に行こう!道脇の木にはツルマサキとキヅタが隣同士で巻き付いていた。どちらも数十年たっていそうな太さだった。ブラシのようなキヅタの気根を見て、『気持ち悪い!』との声も聞こえた。最近増えてきた休耕田には、マツカサススキとタコノアシがあった。マツカサススキも以前より増えていると感じた。よく見ようと近づいたら、足元にヤノネグサが咲いていた。この時イノコヅチ、シロノセンダングサ、アメリカセンダングサの種子がズボンの裾に付き、取り去るのに少し往生した。二ホンハッカの花も咲いていた。ハッカも最近よく見掛けるようになった。マヤランの果実を見て座禅道場を過ぎたら、ベニバナボロギクがあった。この花はハルジオンのように、咲く前は花首が垂れていることに気付いた。葉っぱはお浸しにできると聞いたが、自分には『いまいち?』という感じ。ここからしばらく林縁を歩いた。この林縁はオレンジ色に色づいたカラスウリが鈴なりで『カラスウリ通り』と名付けた人がいた。この道にはスズメウリ、ノササゲ、ヤブマメ、トキリマメ、アオミズ、サワフタギ、ガマズミなどが赤や青の実を付けていた。特に、初めて見たアマチャヅルの緑色の実には感動した。美術館へ向かう道の法面には、十数本のリンドウがコバルト色の花を咲かせ始めていた。ヒイラギモクセイの白い花と匂いの中で、一次解散をして、その後昼食となった。大分距離があったが、あちこちと見るものが多く、アッという間に時がたった観察会だった。(水野)

 

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