山梨古村五社めぐり

日 時:令和6年1月7日(日)9301230 天気:晴れ 参加人数:22名        コース:みそら中央公園 → 浅間神社 → 御嶽神社 → 香取神社 → 

天御中主神社 → 豊受神社 → ローソン裏(解散)               

担 当:小澤・豊島・三原・水野・渡辺幸

 明けましておめでとうございます。毎年恒例の山梨古村五社めぐり観察会でした。冷たい風が時々吹き、その時は寒く感じましたが、日差しも差す時もあって暖かく感じることもありました。

 

年度初の観察会でもあり、お互いに新年の挨拶を交わし、もうすぐ99歳になられる初代会長の市川先生から、『皆さん熱心で会も続いて喜ばしい』などという挨拶をいただき、晝間会長から今後の予定などの連絡と挨拶の後、観察と初詣に出発した。民家の庭先にはマンリョウやセンリョウの赤い実やユズの実が残っていた。最初に目にした杉の木には、今年も赤褐色の雄花がぎっしりと付いていて、この春も花粉が『たくさん飛ぶな!』と思われた。絡みつくキヅタは青々とした葉を繁らせ実も沢山つけていた。日当たりの良い斜面には、寒さの中でもハナニラとフキの葉が青々と繁っていた。昨日は寒の入りで、これから一か月ほどは寒の内である。北陸で地震に遭われた方々のことも考えると、早く暖かくなってほしいものである。民家の軒先には相変わらずキイロスズメバチの巣が数個ぶら下がっていた。巣は一年ぽっきりで二度とは利用されないと聞いたが、何年も軒下に残してあるのは、何らかの『おまじない』なのだろうか?道路わきにアルストロメリアが群れをなして芽を出していた。これは園芸種だと思うが、最近道脇で見掛けることが多くなった。これから外来種として広がっていくのだろうか?御嶽神社への途中には、今年もクチナシが多くの実を付けていて、食べられた跡の付いたものが地面にたくさん落ちていた。『鳥ってクチナシを食べるのだろうか?』反対側の斜面には、クサノオウとオドリコソウが若葉を伸ばしていた。御嶽神社のケヤキとスダジイは約300年、ツバキは約200年(剪定が強すぎて、弱っている)とのこと。おまけに縄文土器の欠片があって歴史を感じる。天御中主神社にあるサイカチは実付きが悪かったのか、今年は落ちている鞘の数が少なかった。近くのカキの枝には、ヘタが一杯残っていた。鳥のお腹を満たしたのだろう。下見時には豊受神社の鳥居につけられた看板で、ムラサキツバメが10頭ほどの集団で越冬しているのを見かけたが、今日はいなかった。残念!生き物だから当然か。イチヤクソウ、キッコウハグマ、ヨウラクラン、ウチワゴケ、マメヅタ、オオハナワラビ等が、数を減らしながらも頑張っていた。いつまでも残っていて欲しいと思う。じっくり観察・お参りをした為か、予定より30分遅れての解散になったが、充実した日を過ごすことができた。(水野)

 

観察会の写真は下記よりご覧ください

豊島さんより⇒下見 https://photos.app.goo.gl/KwbuXgZabB7fo8xW9

             本番 https://photos.app.goo.gl/GMvaTqwhspqDjjvu8

栗山さんより⇒https://photos.app.goo.gl/Ns5ADXv24XAn2ufL7