日時:2025年4月16日(水)9:30~12:10 天気:晴れ 参加人数:27名
コース:旭公民館→山梨の森林縁→大六天社→豊受神社→松源寺→旭公民館
担当:(B班)小澤、荘子[資料作成]、三原、渡辺幸、豊島、水野[報告]
写真:豊島、栗山
約10日前の下見では桜の花が満開だったが、葉桜になっている。代わって八重桜が満開で、スミレなど春の草花が咲いているだろう、という予想を持って観察に出発した。
![クマガイソウ[松源寺]【豊島】25.4.16](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=670x10000:format=jpg/path/sf4e0fd174dfc1ecc/image/i9e605100e2998990/version/1745018193/image.jpg)
出発してすぐ、アスファルト舗装の切れ目にシロイヌナズナがあった。近くにナズナもあって花の形は似ているが、実の形や草丈などが違うということを較べることができた。
ハナミズキ | シラー | ヤグルマギク |
近くにはアメリカフウロも白っぽい花を咲かせていた。この草は少し前までは珍しかったが、近ごろは至る所で見かけるようになった。
シャガ |
ホウチャクソウ | ムラサキシジミ |
近くにはアメリカフウロも白っぽい花を咲かせていた。この草は少し前までは珍しかったが、近ごろは至る所で見かけるようになった。芭蕉の木が1mほどの高さでスパッと切られていたが、幹かな?と思っていた真ん中から、新しい葉っぱが出てきていた。このことから、葉柄が束になっていて幹のように見えたのだ、ということが解った。
アケビ |
サルトリイバラ | ニホンアマガエル |
ポポーの海老茶色の花が沢山ついていた。以前此処で、落ちていた実を拾って食べた事を思い出した。青い花を付けたマツバウンランが道端にあった。この花も最近見掛けるようになったので、あと少ししたら広がるのではないだろうか?
マツバウンラン | キュウリグサ | アミガサユリ |
竹が切られて日が当たるようになった広場には、マルバスミレ、タチツボスミレ、キランソウなどが花盛り。食べごろのタケノコも生えていた。
マルバスミレ | タチツボスミレ | キランソウ |
さらに進むと数年前までは耕作されていたが、今は放棄された畑があった。ここにはジロボウエンゴサクが入り込み、赤紫色の花を沢山咲かせ、ヤブニンジンも白い細かい蕾を付けていた。ビワの実が1.5cm程になっていた。
ジロボウエンゴサク | ビワ | ヤマグワ |
昔はコゴミを収穫していた畑も放棄され、葉が伸びて『俺はクサソテツだ!』と主張していた。ここにもムラサキケマンやジロボウエンゴサクが入り込んでいた。大六天社へ向かう道にはクサイチゴが白い大きな花を咲かせ、道脇には多くのアシタバがあった。種で増えたとしか考えられない。
クサソテツ | クサイチゴ | ムラサキハナナ |
豊受神社のウチワゴケ、マメヅタ(どちらもシダ)やイチヤクソウ、ヨウラクラン(どちらも減っている)をじっくり観察した。
ウチワゴケ | マメヅタ | ヨウラクラン |
クワの雄花、雌花を観察しながら行くと、遠目ながら白い花がブラシ状になっている木が見られた。近づくとウワミズザクラで、もう咲いているのだと吃驚した。

林縁の道脇には、ヤエムグラも負けそうなぐらいにフラサバソウが大繁茂。いきなりツチイナゴが挨拶に出てきてくれた。いつ見ても翅が奇麗なバッタだと思う。ミツカドネギの群生も数か所にポッツポッツと見られ、どうもこれも広がりそうだ。
ミツカドネギ | ウラシマソウ | シロフジ |
ムシクサ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリが近くにあって、見比べることができた。松源寺のクマガイソウは見頃で、花数もそろっていた。ここにはミミナグサがあり、初めて見たので興奮した。
ムシクサ | ハナイバナ | ミミナグサ |
すぐ傍にはオランダミミナグサもあったので、葉を触って違いを確かめた。キジやウグイスの鳴き声が聞こえ、春を感じた一日だった。

下表は当日配布された資料の下見時の見どころを一覧表にまとめたものです。ご確認ください。画像をクリックすると拡大できます。