日時:2025年5月18日(日)9:40~12:10
天気:晴れ
参加人数 35名
コース:堂谷津の里駐車場(集合)9:40→田→野草園→堂谷津の池→湿地→コナラ植樹地→コナラ広場→奥の畑とその奥→活動広場(解散)
担当:(B班)晝間、藤吉、横山、栗山[写真]、尾澤[報告]
今日は日曜日のせいだろうか、35人の参加者があり、しかも3名はこどもであった。日曜日の開催は若い人も加わるので、いつもの観察会よりも華やいだ気分となった。

堂谷津の里入り口の駐車場から堂谷津の里活動広場までは、ゆっくりだがひたすら歩いた。途中に咲いているカザグルマの観察は、行程の最後とすることとし、まず田の観察から始まった。
サトキマダラヒカゲ | ニホンアカガエル |
アカガエルのオタマジャクシ、メダカ、シオカラトンボ、サカマキガイなどをみて、田植え前の不耕起の田をみてもらった。

次に田の先の野草園に続く斜面林に入ったところでハンショウヅル、キクバドコロの花とコクサギの葉をみた。
ハンショウヅル(下見時) |
キクバドコロ |
次にエゴノキの花をみて、クサナギオゴケの咲きはじめの花を見た先で、ワニグチソウを見つけた。ここまでワニグチソウは進出してきたのかと少し驚いた。
クサナギオゴケ |
ワニグチソウ(下見時) |
野草園の上の小高いところにはワニグチソウ、その下のとこにはミヤマナルコユリの花が咲いているが、その近くのワニグチソウ側には、開いた細長いワニ口を持つミヤマナルコユリが10本ぐらい元気に育っている
ナルコユリ |
ミヤマナルコユリ |
ミヤマナルコユリと ワニグチソウの雑種 |
野草園ではイヌショウマ、サラシナショウマ、ギボウシ、ヤナギイノコヅチの葉をみて、近くの池に降り、アサザ、ショウブ、ハンゲショウの葉をみて、舗装道路へ出た。

ヨシ原にオオヨシキリの声を聞き、センダンの花をみて、堂谷津の池へといった。池ではイガホウズキを紹介し、湿地へ降り、カワトンボをみたり、アカメヤナギの柳絮をみたりした。
ニホンカワトンボ♂ |
ニホンカワトンボ♀ |
また舗装道路に出たら少し戻り、斜面林の坂道を登って行った。ここはコナラなどの苗木を植えたところであり、そろそろドングリもできるかなと思うぐらい順調に育っていた。
カニツリグサ |
カワラスゲ |
ゴウソ |
森の中を歩き、コナラの芽がたくさん出ているところで、その1個を堀りあげ、去年のコナラはドングリが豊作だったことを知らしめ、コナラ広場へと出た。
ヤマタツナミソウ |
フデリンドウ |
エゴノキ |
コナラ広場から畑へ降りようとしたところで、コナラの幹にキスイムシが何十匹も樹液を吸っているところに出くわした。これも里山が豊かな証拠なのだろうと感じた。
ウグイスカグラ |
ヤマグワ |
そしてレンゲ畑、ツリフネソウの群落をみて、クマガイソウの群落が増えているのではと感じたり、ハナウドが今年こそ花を咲かせるのではと期待したりして、一通り見てもらったと思い、活動広場に戻ってきた。

最後にカザグルマのところに行き、遠くから見たらアズマネザサの上にも絡みついて咲いているのではと思い、実際に上ってアズマネザサを倒してみたら、2輪咲いていた

またその近くにはウグイスカグラの実、キクバドコロの実、ハンショウヅルの花、ヤブレガサのつぼみとなかなか自然が豊かである。ここからも里山の再生は確実に進んできたと感じた次第である。
当日配布された資料に掲載されている下見時の見どころを一覧表にまとめました。(上図)
栗山さんの写真千葉谷当 堂谷津観察会 アルバムは千葉谷当 堂谷津観察会をご確認ください.
下見の写真も使用していますので 堂谷津観察会下見 2025年5月13日もご覧下さい。