日光植物園バス観察会

日時:2025年6月12日(木)6:50~17:45 天気:晴れ、参加人数:42名 

コース:四街道駅南口発→幕張パーキング→佐野サービスエリア→日光植物園→日光市街土産物店→蓮田サービスエリア→四街道南口着

担当:荘子、水野、三原、渡辺幸、尾澤[報告]

写真:栗山

ミヤマヨメナ[日光植物圓]【栗山】25.6.12
ミヤマヨメナ[日光植物圓]【栗山】25.6.12

42名でのバス観察会となった。そして梅雨の晴れ間の観察会となった。行きは渋滞もなく順調に来た。バスも日光植物園の駐車場に置けて一安心である。

ガクウツギ アマギコアジサイ コアジサイ

6月に咲くアジサイの仲間であるガクウツギ、コアジサイと出迎えてくれた。山地、寒冷地に咲く植物が続々と現れた。シライトソウ、ヤマオダマキ、ツルガシワ、ヤワタソウ、ヤグルマソウ。

シライトソウ    マルザキヤマオダマキ ヤワタソウ      ヤグルマソウ    

ロックガーデンでは、コウリンタンポポ、アカモノ、ニッコウキスゲなど。スイレン池では、ワスレナグサ。絶滅危惧種のキレンゲショウマ群落のところでは、葉っぱは青々していたが花は7月末からとか。残念。

ツルガシワ    ワスレナグサ   ウメモドキ   

ボッグガーデンではナスノヒオウギアヤメが元気に花を咲かせていた。ボッグガーデンから下の方向に降り、クマガイソウの咲き終わりをみて、イワウチワの咲き終わりをみて、トイレを教え、昼食場所である休憩芝生へ出た。

ショウジョウバカマ    トウゴクシソバタツナミ    ヤマハタザオ        イワウチワ    

昼食を食べなくてはとシートに腰を下ろしたら、そばに芋虫が丸まっている。おにぎりがまずくなると思い、指ではじき出したが、それがヤマヒルだったようで、あとで分かったことだがしっかり左足首の上を食われている。ヤマヒルの被害にあった人はまだ数名いたようだ。家で始末しながら、ヤマヒルだけでなく、クマ、イノシシの出現情報などの危険予知のアンテナを高くしておく必要をいまさらながら感じた次第である。

ヤマビル       カワトンボ      ジュモンジシダ   

ヤマヒルに血を吸われているだろう時(昼食をとっているとき)、目の前の花壇のようなところに青い花が咲いている。札をみると「ヒヨクソウ」と書いてある。こまめに見て歩けばこの「ヒヨクソウ」のように初めて見る草花が眠っているだろうなとついつい思う自分がいる。(なお「ヒヨク」とは「比翼」で、花々が翼を広げたように対になって咲くからいうみたいである。)

ウスギオウレン    ヒトツボクロ       オウレンシダ       憾満ヶ淵       

昼食後、憾満ヶ淵を半分ほどの人が見て、大谷川沿いの道から中に入ってバイカモをみた。そのバイカモ池の手前で羽アリが盛んに飛び交っている。女王アリがコロニー作りの真最中だったようである。

ヒナソウ        ウスバサイシン      クラマゴケ      

また大谷川沿いの道に戻り、ミズバショウ池に行き、クリンソウをみて、いつの間にか白髪頭になったカザグルマをみて、キリガミネヒオウギアヤメ、ナスノヒオウギアヤメをみて、世界一大きな葉であるグンネラをみて、時間が迫っていることに気づき、ヤマアジサイ、トチバニンジンなどを慌ててみて、駐車場に急いだ。

クリンソウ   バイカオウレン      グンネラ      トチバニンジン    

その後、日光市街のお土産屋に行き、自由行動となった。何名かのグループで東照宮陽明門へ行こうとなったが、一の鳥居に入ったところで拝観料取り立てとなっていた。すみません。これも情報不足。担当は反省点多しです。ほかの方々は、御用邸に行ったり、ゆっくり休んだりといろいろだったようだ。

日光東照宮
日光東照宮

帰りは、行きと同様に順調に進み、無事に6時前には駅南口に到着した。猛暑日となった今、ヤマヒルの被害にあってしまったが、日光は涼しかったなあとつくづくと思う。

下記は当日配布された観察ルートマップ、6月4日下見時の見どころよび6月9日開花情報です。

なお上記に掲載した写真以外の写真は日光植物園バス観察会 2025年6月12日(木)【栗山】をご覧下さい。