あなたに伝えたいホタルの気持ちプロジェクトーホタルとセミの観察会

:2025年7月25日(金)18:30~20:45

場所:旭公民館、みそら中央公園、旭中北の谷津  

参加人数:大人21名、子ども20名、計41名(スタッフ除く)   

スタッフ、協力者:安孫子、尾澤,小澤、荘子、豊島、水野、三原、渡辺愛、晝間[報告]

市職員:3名

セミの羽化について説明
セミの羽化について説明

 ホタルを楽しみに大勢の方々が旭公民館に集まり、「ホタルのひみつ」と題したパワーポイントを使って、四街道に生息する「ヘイケボタル」について説明しました。子どもたちにもわかるようにやさしく話しかけると元気に応えてくれました。

 

ホタルの生態についてわかったところでみそら中央公園へ移動。

豊島さんがアブラゼミの羽化について時間を追って説明しました。いよいよ幼虫探し。例年、うるさいほど鳴いているセミの声が今年は僅かで幼虫を探すのも大変でした。ようやくサクラの木を這いあがるセミの幼虫を見つけてみんなで観察しました。

 

猛暑の夏の影響か、雨が少なく土が硬くて地上へ出てこれないのか?ここ数年来の異常気象の影響は、生き物だけでなく私たち人間にもつながることで気になります。

 

セミの鳴き声が静まる頃、谷津へ向けて出発。今年は、途中で引き返すことなく、一巡できるように行程を変更しました。暗闇の道をしばらく歩いて谷津へ入ると少し早いのかホタルの光はちらほら・・。

 

木の根で盛り上がった道は、「つまずかないように」「道から外れないように」声をかけながらゆっくり進みました。3分の2ぐらい進んだ辺りからは、光の競演が見られる光景に目を奪われるようでした。

 

「きれい!」一生の最後、子孫を残すために光を放ち交信する小さなホタルの姿には毎年のことながら、光の美しさと共に心を動かされる瞬間でした。ヘイケボタルを見るのは初めてと言う方が「これほどいるのはすごいですね。来てよかった!」と何度も繰り返し喜んでいました。

 

公園に戻ると木をよじ登っていたセミの幼虫が羽化を始めていました。今年は、セミの幼虫が少なくて残念でしたが、一生懸命生きるその姿に大人も子供も感動しました。

 

時折吹く風の涼しさ、夏の夜のホタルとセミの観察会、満足していただけたものと思っています。儚いゆえに美しいホタルとセミの姿を目に焼き付けて三々五々、解散いたしました。

 

8月1日(金)山梨ほたるの里で開催を予定していたホタルとセミの観察会は、台風の影響を受けて中止となりました。

ホタルの飛翔を楽しみしていたみなさん、来年ぜひ、ご参加ください。