日時:2025年9月16日(火)9:30~12:10 天気:曇り時々晴れ 参加人数 20名
コース:スポーツセンター駅→スポーツセンター→動物公園駐車場→六方水の道→動物公園駅
担当:尾澤【報告】・栗山【写真】・藤吉・横山・森【写真】
9月になっても暑さが続く毎日である。でも久しぶりの観察会ということで、20名が集まった。
まず駅を出た歩道橋の上で、ソメイヨシノより早く咲くシュゼンジカンザクラを紹介した。
歩道橋を降りたら、シラカシ、ウバメガシのドングリをみたり、ヤマノイモの雄花雌花、実をみたりして、アオダモの看板のところへ行った。
3本のアオダモの幼木があったのにいつの間にか枯れてしまったことを話した。
ウバメガシ | シラカシ | ヤマノイモ |
あとユリノキの若い果実(集合果)、落ちている古い果実の観察をした。そのあと入り口付近へ行き、少し坂を上り(草野水路の源流部分か)ニオイシュロランの観察をした。観葉植物のドラセナと同じ仲間であり、我が家で咲いた花に似ているであろうと話した。
ユリノキ | ニオイシュロラン | サンゴジュ |
次に工事している体育館のフェンス沿いのセイヨウバクチノキのところへ行き、、バクチノキとの違いを観察し、テニス場横を通り、弓道場横奥のカツラのにおいをかぎ、ニッケイの葉のにおいもかぎ、ニッケイの若い球形の実も観察をした。
セイヨウバクチノキ | オオシロカラカサタケ |
ニッケイ |
あとは奥の駐車場の真ん中にあるアメリカデイゴをみて、藤棚の下で少し休み、野草が居並ぶサッカーラクビー場裏へ急いだ。
サッカーラクビー場脇に並んで立つイチョウのそれぞれの下には何十個と銀杏が芽吹いており、驚きである。さらに行くと、まずオトコヨモギのお出迎えである。花が他のヨモギに比べて目立たないのでおとこというようだのだが、確かにこの頭花はまだつぼみ状態だが小さそうだ。
アメリカデイゴ | ヤマハギ |
クズ |
次にシラヤマギク。これもまだつぼみが多いが、これから一斉に咲きだすだろう。そしてタイアザミ、これもつぼみが多い。キンミズヒキは花も咲いているが、しっかり実もつけている。ブタクサとオオブタクサ。大豚と子豚の勢ぞろい。オオブタクサの葉の上には黄色の花粉が落ちている。花粉症患者には脅威である。
クリに注目してみると、あまり実はついてはいない。クリの実の不作は、クマの出現と関係があるのだろうか。さらに奥へ行くと、秋の七草クズの花がちょうど花盛り。その横にはツリガネニンジンの薄紫の花。やや離れて、いつの間にかキクイモが元気よく咲いている
アレチヌスビトハギ | ツリガネニンジン |
アキノノゲシ」 |
そして足元にはアレチヌスビトハギとコバノセンダングサ。この2種はつい最近侵入してきたものと思われる。最後にキセワタ。下見の時には1本しか咲いていなかったが。じっくり探しても咲いている株はない。花が綿を着せたように見えるのか、調べたかったのだが、残念。
キセワタ(花の後) | コバノセンダングサ | タイアザミ |
あとは坂道を下り、動物公園奥の駐車場へでた。ムクロジの実を観察して、六方水の道に入った。すぐラクウショウの並木とその落ちた実やぶら下がった実をみて、さらに呼吸根もみて、動物公園駅へと急いだ。
ムクロジ | ラクウショウ | イヌエンジュ |
途中、セイヨウバクチノキと豆果をつけたイヌエンジュをみた。動物公園駅手前のスポーツセンターへ行く分岐の手前の水の道で解散式を行い、暑い日の観察会は無事終了した。
この他の森さんと栗山さんの写真については千葉六方水の道観察会 2025年9月16日(火)を参照ください。
下見観察会で示しました、ルート地図、見どころについて再掲いたします。