日時:2025年10月20日(月)9:30~12:10 天気:雨のち曇り 参加人数:18名
コース:モノレール千城台駅前→御成公園→大宮神社→千城台駅前
担当:小澤、荘子、豊島[写真]、水野[報告]、三原、渡辺(幸)

集合時、小雨がパラついていたが、あと少ししたら上がるという予報を信じて実施となった。お互いに道端の草花、御成街道の交通に注意するという意識を持ち、植え込みのペンタス、マリーゴールド、トレニアなどの園芸植物を鑑賞しつつ出発した。
マリーゴールド、ペンタス・・ | オカタイトゴメ | アキザキスイセン |
街路樹のナンキンハゼが雨に濡れて鮮やかな緑を呈していた。別の道の街路樹であるモミジバフウでは、剪定後の枝に残された数枚の葉が風に揺れて寒そうだった。
ナンキンハゼ | ヨウシュヤマゴボウ | ガガイモ |
この街路樹の植え込みにはクサスギカズラが植えられていた。どこが蔓なのだ!と根元をかき分けたが蔓などはなかった。見たものは20cm程度だったけれど、これから茎がずんずん伸びて他のものに絡まるのが謂れのようだ。アスパラガスの仲間なのは葉の様子で理解できた。
クサギカズラ |
シロノセンダングサ | ハゼラン |
空き家?と思しき家の塀にイタビカズラがあったが、小さな葉と大きな葉とでは見た目が違い、とても同じ植物の葉とは思えなかった。
御成公園では、鈴生りの殻斗に入ったクヌギの実と虫こぶの付いた葉を観察した。虫こぶを割ったら中に小さなウジがいた。タマバチという小さな蜂の幼虫だそうだ。
イタビカズラ |
メドーセージ | クヌギの虫こぶ |
沢山のクヌギ、コナラ、シラカシのドングリを踏みしめて歩き、ふと足元の草原を見ると、何やら白いモヤシのようなものが見られた。何だろうと思っているとシロソウメンタケというキノコだとのこと。サークル状にポツンポツンと生えていた。素麺にしては短いけれどそっくりだった。
クヌギ |
カクトラノオ | ソウメンダケ |
この草の中に紛れてネズミノオの穂もあった。この穂にはイネ科特有の小さな花が沢山咲いていた。御成街道の右左にあるカラスウリ、ヌカキビ、マユミ、ソヨゴなどの草木と長屋門の民家を見ながら大宮神社の裏口に着いた。
ナガエコミカンソウ |
ニオイバンマツリ | ノハラアザミ |
草の陰に白い花を付けた小さな植物があった。ヒメジソだろうかと侃々諤々。イヌトウバナということになった。あたりには紫色の花を付けたヤマハッカが数十本も生えていた。
ふと見回すとコボタンヅルの葉が地面一杯に広がっていた。何にも絡まっていなく、花も咲かせていなかったので気付けなかった。
イヌトウバナ |
ヤマハッカ | オオニシキソウ |
十数本のオオハナワラビも集まってあった。この神社にも樹齢400年というスギがあり、ひと触りして長寿と健康をもらった。この時点で時間が押していたので、少し急ぐことにした。
ハナミズキ |
ミツマタ | カラスウリ |
でも、道路斜面に生えるマメ科の植物に引っかかってしまった。ヤハズソウ?コマツナギ?と色々候補がでたが、アカバナメドハギだという結論になった。しかしよく見ると、この斜面にはコマツナギ、ヤマハギもあった。
アカバナメドハギ |
コマツナギ | ゼニゴケ |
また、斜面に生えるクリの木から、沢山のイガが歩道に落ちていて、中から栗の実が覗いている。これは拾わない手はないなどと言いながら帰りを急いだ。安い野菜の八百屋に寄った方、小学校のフェンス越しの溝に生えるセンナリホオズキを見つけた方など沢山の収穫を得て、すっかり雨も止んだところで解散した。
本日のコースルートマップは下記を参照ください。
10月7日に実施した下見時に確認した見どころは下記です。