平成31年、令和元年度山梨小学校支援活動
4月24日 春の自然観察(3年)曇り時々小雨
時間:10:20~12:00
教科:理科
対象児童:3年生 参加人員:19名 班編制:3班
指導員:3名(SSN指導員2名、その他指導員1名)
SSN:晝間初枝(責)水野年和 その他:金柱雅信
実施場所:小名木川周辺
観察のポイントと内容
春の花さがし・・・どんな花がさいているか。花が咲いた後の実、タネの様子(タンポポ、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ノゲシなど)
春の木は・・・春の葉っぱにさわってみよう。(葉っぱの赤ちゃん)
春の虫さがし・・・どんな虫がいるか。何してる。(植物と虫、虫と虫の関係)
水辺の生きものさがし・・・何がいるかな。
鳥その他の生きもの発見!・・・何の声が聞こえる、何してる
総括
元気いっぱいの3年生。時折、小雨が降る中でしたが、予定通り実施。早速、学校下の谷津へ直行。アマガエルが賑やかに鳴いている。道端はタンポポ、ハルジオン、スギナなど野草が勢ぞろい。綿毛を飛ばしたり、笛を作ったり・・・。3年生は自然とのふれあいを重視。カラスノエンドウやギシギシには虫がびっしり、虫たちの「生きる」姿が印象的。キジの声、ツバメの飛翔、春の自然にたくさん触れることができました。(晝間初枝)
4月24日 春の自然観察(4年)曇り時々小雨
時間:10:20~12:00
対象児童:4年生 参加人員:21名 2班編成
教科:理科
指導員:2名(SSN指導員1名、その他指導員1名)
SSN:尾澤伸幸 その他:和田孝男
実施場所:山梨小学校校庭、小名木川周辺
観察のポイントと内容
春の生き物観察:春の自然→夏・秋・冬へ
野草:花と種子(タンポポ、ブタナ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウなど)
樹木:芽吹き・若葉・花の様子(シロダモ、ヤツデ、コナラ、ウグイスカグラ)
虫、クモ、鳥、その他:生物多様性・食物連鎖・生態系への気づき
若葉に集まる虫:ハムシ、ヤブキリなどの昆虫、・カラスノエンドウ(アリ・アブラムシ・テントウムシ)、ギシギシ(コガタルリハムシ)、アシナガグモ
水辺の生き物:水辺の環境・ホタルの保護オタマジャクシ、メダカ、アメンボ、ザリガニ、カエルの鳴声
総括
校庭でサクラを観察、季節の変化の指標木とする。校外へ出るとカラスノエンドウ、ギシギシ・・植物と虫の関係を見る格好の素材がいっぱい。動植物が一斉に活動し始めたことを実感。芽吹き始めた木々の葉や草花の観察、タンポポ笛、綿毛とばし、草笛など、観察と遊びを組み合わせながら春の自然を捉えさせる。トンボ池は水が濁っていて、メダカ、オタマジャクシなどをはっきり観察できなかったことが残念。キジの声、ツバメの飛翔、いつもながら自然がいっぱいのフィールド。あっという間に時間が過ぎた。(晝間初枝)
6月13日(木)地域探検 晴れ
時間: 8:40~11:00(下見6月10日)
対象児童 6年生23名 3班編制
教科等:社会
指導員 SSN:晝間初枝(責)、水野和年
その他:和田孝男、金柱雅信
実施場所 山梨古村 御嶽神社 相ノ谷遺跡周辺
指導のポイントと内容
・谷津と縄文海進 (学校や住宅のある台地、森が深く半島のように突き出
た台地、谷津田などの地形から)
・さかな街道と山梨古村、古村の中心「宿」の家並み
・天御中主神社(妙見神社)と中世の城跡、月見里=やまなし
・御嶽神社の巨木と地域の歴史、川戸地区の地形
・相ノ谷遺跡:土器、 黒曜石と交易について
・道祖神や魔除けの暮れまぶりなど昔の生活と風習
総括
谷津の全景を見た後、谷津へ下りたところで縄文海進にふれながら大昔の人々の営みについてイメージをもたせる。通称「さかな街道」を通り山梨古村へ入る。山梨一のにぎわいを見せた「宿」、古村の民家、巨木、神社(城跡)など目にするもの全てが驚きと感動の連続。相ノ谷遺跡で土器のかけらや黒曜石を探し、縄文時代に思いを馳せる。児童にとっては、山梨の歴史にふれ、地域への愛着と誇りを抱いた貴重な体験であった。(晝間初枝)
令和元年6月21日(金)夏の自然探検(3年)うす曇り
時間 10:20~11:55(下見8:50~10:10)
対象児童:3年生19名3班編制
教科等:理科
指導員 SSN:晝間初枝(責)、水野和年
その他:金柱雅信
実施場所 学校下谷津、小名木川周辺
指導のポイントと内容
自然とのふれあいを十分にさせ、自然への興味・関心を高めるために
○夏の自然さがし・・・木の実、草花など
○夏の虫さがし・・・どんな虫がいるかな。何してるかな。
○水辺の生きものさがし・・・何がいるかな。何してるかな。
○鳥その他の生きもの発見!・・・何の声が聞こえる、何してる
○自然遊び・・・虫とりなど
総括
うっとうしい梅雨空のもと、熱中症に配慮しながら実施した。
今日は生き物中心の観察会。生き物を網で捕らえる前によく観察すること、みんなで観察した後は自然に返すことを約束して出発。ドングリやクリの赤ちゃんを見て谷津へ下りる。
小さいアマガエルが葉っぱの上にちょこん・・かわいらしい光景に大喜び。バッタやカマキリもまだ小さい。林縁にはノシメトンボ、池には真っ赤なショウジョウトンボ、シオカラトンボが行ったり来たり・・メダカすくいやザリガニ捕りに挑戦、最後にアオダイショウと遭遇、生きものいっぱいの楽しい観察会となりました。(晝間初枝)
令和元年6月21日(金) 夏の自然観察(4年生)うす曇り
時間:10:20~11:55(下見8:50~10:10)
対象児童:4年生21名3班編制
教科等:理科
指導員 SSN:尾澤伸幸、その他:椎名明日香、和田孝男
実施場所 校庭、学校下谷津、小名木川周辺
指導のポイントと内容
・サクラの木の観察(春から夏へ) 季節の移り変わりをみる指標
・夏の植物の様子:葉の茂り方、茎の伸び方、花や実の様子など季節とのかかわり
・夏の動物の様子:動物の数や種類、形態などを春と比べてみる。
トンボ、チョウ、バッタ、ハチ、アブ、テントウムシ、ハムシ、カタツムリ、クモ、カエル、鳥他
・水辺の生き物:水辺の環境・ホタルの保護
オタマジャクシ、メダカ、ドジョウ、カワニナ、アメンボ、ザリガニ、カエルなど
・生き物どうしのかかわり:食べる・食べられる様子の観察、生物多様性・食物連鎖・生態系への気づき
・草花遊びなど:自然に親しむ
総括
うっとうしい梅雨空、気温が上がり、熱中症に注意し出発。谷津には小さいアマガエルがたくさん。トンボ、チョウ、カタツムリ、カミキリ、ガの幼虫、池にはメダカ、ザリガニ、アメンボ、ショウジョウトンボなど様々な生き物との出会いに子供達は大喜び。捕える前に観察!アマガエルの足の吸盤やトンボの目・力強い脚など新鮮な目で見ていた。帰り際、アオダイショウと遭遇、自然豊かなフィールドで夏の生き物との触れ合いを十分に楽しんだ。最後に、資料を使って、生き物確認や生き物同士のつながりを考えたりして有意義な時間を共有できました。(晝間初枝)
7月17日(水)ホタル学習「ホタルが舞う四街道」「ヘイケボタルの一生」曇り
時間: 8:30~9:15
対象児童:4年生21名
教科等:総合学習
指導員 SSN:晝間 初枝、その他:渡辺 愛子、北村 英子
実施場所 教室
指導のポイントと内容
四街道市にはホタルが自生していること。学校下の田んぼ、林縁で見ることができること。自然環境が豊かな地域であること。保全活動の状況など
①ホタルについて
・種類、光るホタル、水生ホタルと陸生ホタルなど
・四街道に自生するヘイケボタル、クロマドホタルについて
・ヘイケボタルの一生
②ヘイケボタルが少なくなってきていること(生息数の移り変わり)
・保全活動の様子
③ホタルについて知り、保全について自分なりの考えを持つ。
総括
パワーポイント、写真資料などを通して、子どもたちと対話しながらヘイケボタルについて知識と関心を高めていった。近くでホタルが生息するが、見たことのない子が数名いた。初めて見るホタルへの関心も高まり、観察会を楽しみにしている様子。ホタルが棲む環境についても考え、地域の自然への思いを少しでも抱いてくれたらと思いました。(晝間初枝)
7月25日(木)セミの羽化とヘイケボタル観察曇り
時間:(木)19:00~20:30
対象児童:4年生他46名6班編制
教科等:なし
指導員 SSN:尾澤伸幸、晝間初枝、水野和年、その他:金柱雅信、椎名明日香、和田孝男
実施場所 グリーンタウン中央公園 学校下谷津
指導のポイントと内容
ホタルに関する事前学習をしているので(7/17実施済)観察中心とする。
ヘイケボタルの観察
・オスとメスの違い(発光、飛び方)
・成虫は水のみで過ごす
・ホタルが好きな環境
・ホタルの数
セミの羽化
・オスとメスの見分け方
・セミの体内時計
・セミの食べ物
・セミの種類
・セミの一生など
総括
梅雨明け前、ようやくアブラゼミの鳴き声が聞こえるようになった。抜けがらが少ない中、木を登っていくセミの幼虫を早々に見つけて大喜び。セミの一生をみんなで考え、脱皮を楽しみに谷津へ下りた。ホタルは年々減少、今年はさらに少なく10匹程。
捕えてみると1センチ足らずの大きさにびっくり、少ないながら暗闇で放つ光はきれい。
公園に戻ってセミの羽化の様子を見て、脱皮途中ではあるが観察会を終えた。(晝間初枝)
10月30日(水) 自然観察「秋の自然」晴れ
時間:10:25~12:00(下見8:50~10:00)
対象児童:4年生23名3班編制
教科等:総合学習
指導員 SSN:尾澤伸幸、晝間 初枝、その他:金柱雅信、
実施場所 校庭、小名木川周辺
指導のポイントと内容
・五感で秋を感じる・・・木々の様子、空、風、気温など
・サクラの木の観察:葉の観察(紅葉、落葉、なぜ?)
・秋の植物の様子:木の実 草の実を中心に季節の移り変わりを見る。種子と種子散布について考える。
ケヤキ、シラカシ、ムクノキ、エノキ、シロダモ、アオキ、コナラ、ムラサキシキブ、ガマズミ、イヌタデ、ヤナギタデ、ジュズダマ、オオオナモミ
・秋の動物の様子:動物の数や種類、形態、食物連鎖、バッタ、イナゴ、コオロギ、クモ類、メダカ、ザリガニ、カエル、鳥など
・秋の自然と楽しむ:ジュズダマの飾り、ドングリごま
総括
爽やかな秋、雲一つない青空は久しぶり。校庭の桜はすっかり葉を落とし、冬を待つ準備をしていた
。ケヤキ、シラカシ、ムクノキ、シロダモ、ムラサキシキブ、コナラ、スダジイ、ガマズミ等の木の実
を観察、種子散布について考えた。田んぼ道ではバッタ、コオロギなどの虫とりに夢中になる。オナモ
ミ、アメリカセンダングサ等タネがくっつくわけを虫めがねで観察、その後、投げ合って遊ぶ。テグス
にジュズダマを通した飾り、シラカシのドングリごまは一番の楽しみ。ジョロウグモの巣にオスは見ら
れず。池ではメダカの群れ、ザリガニ、カエルなど見つけ、夏とは違う秋の自然に触れることができま
した。(晝間初枝)